元気に過ごすために欠かせないメンテナンスの重要性

2020年10月16日
 「先日娘とDIYをしたら、その後左の腰からお尻にかけての痛みを感じるよ
うになってしまったんです」

そう言って40台のUさんは、短時間コースの希望で来院されました。
ベッドに俯せになっていただき辛い箇所を診察すると、Uさんの訴え通り、
左腰からお尻にかけての広範囲の筋肉ががちっとしたように固くなっているのが分かりました。
中でもお尻は、腰骨から離れた、いわゆる太股の外側に近い所の緊張が目立っていました。

基本的にお尻には他の部に比べて多くの脂肪芽存在しているため、
その奥にある固くなった筋肉を解すにはやはり鍼治療が有効です。

まずは腰も含め体の深い所に存在している凝りを取る目的で、じっくりと鍼治療を行いました。
思ったとおり、鍼先を少しずつ凝った筋肉に向かって進めて行くと、
腰やお尻の奥側にみられた固さが少しずつ取れていきました。

 「痛いのは辛いけど、ここに来て固くなった所を解してもらえば、
楽になることが分かっているかいないかで精神的なストレスが全然違います。

今日は腰でしたけど、初めてここに来た時は確かに頸や肩の辛さが強かったのですが、
実際にどこが痛いのかが分からないくらいに体のあちこちが具合悪い感じでした。
それが治療を受けるにつれて気になる箇所が自分でもピンポイントで分かるようになったんです。
メンテナンスの重要性を実感しています」

登院に通い始めて数回目だったその日野Uさんの想いを聞き、
改めて鍼治療とマッサージが体に与える良さを再確認しました。

 「だいぶ軽くなりました。
初めは少し押されただけで悲鳴を上げたいほど痛かった腰やお尻が今は押されても痛くなくなりました。
これでここをぴきっと痛めることもないような気がします」

そう言って帰られたUさんの満足そうな様子に、施術者としてのやりがいを感じた一時でした。