今回は、私が参加した講演会で聞いた、あるお医者さんの話をご紹介します。
私たちの体には、病気になりにくいあるいはかかっても軽くすむという、いわ
ゆる「免疫機能」が備わっています。そして重要なのはこの免疫力が、強い人と
弱い人がいるという事実です。
実際この免疫に関わっているのは何かというと、血液中に存在している「NK
細胞」という物です。ご存じの方も多いかもしれませんね。
このNK細胞には、外から体内に侵入してきた様々なばい菌やウイルスなどを見
つけると、それらをその場で素早く食べる働きがあります。
このように体のパトロール役であるNK細胞のおかげで私たちは、元気に過ごす
ことができているのです。
さらにこの細胞数が多い人ほど、病気にかかりにくい体であるといえるわけです。
したがって血液中のNK細胞の数を常に満杯にしておくことがとても大切で、
その方法は次の三つです。
1:とにかく笑うこと:日常生活に笑いを取り入れることは非常に重要だそう
です。
癌を患ってしまった方でももちろん治療は必要ですが、毎日落語を聞くなどして
たくさん笑うことで、笑わない人よりも症状が進まず長期間元気にいられるとい
う実験結果もあると聞きました。
もし笑うねたが無くても、毎食後や就寝前に足を肩幅くらいに開きリラックスし
て立ち、恥ずかしがらずにお腹の底から大声を出して「わっはっはっはと笑う」
事をするだけでも、血液中のNK細胞の数が増加し体全体が暖かくなるとのこと
でした(ただし笑う場所は考えてください)。
2:精神的なストレスをなるべく貯めず、ある意味「いい加減」に生活する:例
えば心配事、不安なこと、恐れといった感情は、NK細胞の活性化には繋がりま
せん。また几帳面、真面目、頑張り屋といった性格も要注意。
どちらかというと、「脳天気」くらいで生活した方が免疫力は高まることを知り
ました。ただしこれに関しては私自身もとても耳が痛いです。なかなか性格を変
えるのは難しいですが、少なくても物事をあまり深く考えすぎないように過ごそ
うかと思っています。
3:ゆっくりでも良いのでなるべく歩く:散歩感覚で短時間でも良いので歩く
ことによっても、免疫力は高まります。やはり適度な運動(言い換えるとこれも
いい加減の運動)は大切なのですね。
以上、皆さんも実践できる事があったら是非チャレンジしてみてください。そ
していつまでも元気な体でいましょう。