今年の冬はなんて寒いのでしょうか。
外に出かけるのが好きな私でも、ここのところのこの寒さでは、毎日の食料品の買い物など、必要最低限の外出が精一杯です。
毎日炬燵に入りぬくぬくしながらお過ごしの方も多いかもしれませんね。
「私もそうしていたい」と言いたいところですが、皆様の健康のお手伝いをさせていただく治療師の立場として、今日はあえて「体を動かす大切さ」についてお伝えします。
何も、「足元が凍り震えるような寒さの中でも頑張って歩け」なんて無茶なことは言いません。
例え家の中でも、長時間座るなど同じ姿勢を続けずに適度に体を動かすだけでも、それが良い運動になることを知っていただきたいのです。
些細な事で良いのです。
例えば、私は家の2階にある物を1階に持って来る際に、運動もかねてわざわざ階段を何往復かしながらちょこちょこ運んだりしています。また家事の合間に足に意識をおきながら足踏みをしたり、ゆっくりのペースで膝の屈伸や踵の上げ・下ろし運動を行ったりもしています。
あまり汚れていなくても体を動かす目的で「掃除機をかける」というのもおすすめです。これに関しては運動になるだけでなく、部屋もきれいにできるので一石二鳥ですね。
このように家にいても、運動材料をいろいろと見つけることができます。
仕事で肩こりや腰痛を起こしてしまうのは、しかたがないかもしれません。
しかしそれ以外のふとした時間に体を少し動かすだけで、凝っている筋肉内の血液の流れが良くなるので、気になっている症状にも何らの良い変化が生じてくるかもしれません。
「運動しなくては」と身構えなくても、普段の生活で体を動かす意識をすると、結果的にそれが健康維持にも繋がります。
疲れが溜まったらゆっくり休むとして、元気な時はなるべく動くことを心がけたいですね。