4・50代で感じる体調不良は放おっておかないで!

2015年03月03日
当院には、20代から80代という幅広い年齢層の方が治療に来られます。
その中で最近感じるのは、4・50代の患者さんの来院数が目立つようになってきたことです。

 友人の紹介で2ヶ月程前に初めて来院された40代のEさんは、ご自身の症状について次のように話してくれました。
「以前から腰からお尻にかけての痛みはありました。今ではその痛みが、足にまで広がってきている状態です。
そのうち直るだろうとあまり症状を気にしないでいたのですが、なかなか良くなりません。加えて最近になって、今までほとんど意識したことの無かった、肩から背中にかけての凝りも感じるようになり、なんだか全身の具合が悪いです。
30代の頃は、たとえ少し痛みを感じる場所があっても2・3日寝れば直ったのですが。」

 また別の日に来院された50代のIさんも、「頭痛が酷く気になったので病院でMRI検査を受けましたが、医者に単なる肩凝りからくるものだと言われました」と話してくれました。

 それ以外にも、急に今までに感じたことの無いような手足の冷えが辛い、頚が痛くてなかなか寝付けないという悩みで受診されたのも、40歳あるいは50歳を過ぎた皆様でした。

 このような日々を重ねるうちに、私は40歳・50歳を過ぎて来院された方には、いくつかの共通点があることに気付きました。まず40歳を過ぎる年齢になると、体に不調を感じても、ほおって置いただけではなかなか症状が改善されないということ。そして、そればかりか今までに無かった別の症状を引き起こしやすいということです。
 「年は取りたくない」とは、だれもが思うことです。しかし、先に上げたような体調の変化を感じ始めるのが、40代に入ってからだということを、私自身が患者さんに教えていただきました。