「何とかしたい症状」に特にお勧めの鍼治療

2014年06月06日
当院には、頚と肩の凝り・頭痛を初め、腰痛・手足の痛みや冷え・体が怠いなど様々な症状でお悩みの患者さんが来院されます。
の方の生活スタイルや仕事内容などによって、現れる症状やその強さは変わってきます。
そんな中で最もやっかいなのは、「何とかしたい」と感じるほどの辛い症状です。
ある患者さんは、腕の痛みを強く訴え来院されました。
どんなに腕が痛くても使わないわけにはいかず、だからといって痛いままでは、やりたい事すらスムーズにできない自分にもどかしさを感じているようでした。

そこで私は、まだ未経験だという鍼治療をお勧めしたのです。
初めは恐怖心を強く訴え、鍼治療を受けようか迷っていましたが、最終的には「この痛みを何とかしたい」という強い思いが、初めての治療経験へとつながりました。
辛い症状の原因が骨や内臓その物にあるような場合はともかく、痛みの多くは辛い箇所の筋肉が表面だけではなく、奥深い所まで凝ってしまっているために生じている場合がほとんどです。
こうなると、緊張してしまった筋肉を中側から緩めない限り、根本的な痛みはなかなか改善されません。
これに最も適しているのが、鍼治療という訳です。

先ほどの患者さんも初めは少し緊張しながら鍼を受けていましたが、治療を終えると、「少し肩が上がるようになった」と喜んで帰って行きました。
そうは言っても、依然として鍼治療に対する恐怖心をお持ちの方が多いのは事実です。特に治療の経験が無いと、「鍼」と聞いただけで、どうしてもマイナスのイメージを持ってしまうのかもしれません。
しかし先ほどの方のように、鍼治療で「楽になった」とお聞きする度に、改めてその効果を感じ、「鍼によって多くの方の辛さを和らげてあげたい」と強く思うのです。
実際、当院で鍼治療に挑戦された多くの方が一定の効果を感じ、その後も治療を継続されています。
辛い症状を少しでも和らげ、じめじめしてうっとうしい梅雨シーズンを乗り切りたいものです。
なお、筋肉の緊張度合いや、凝っている範囲によって、改善されるまでの治療回数は様々ですので、その点はご了承ください。