前回、特に有効な方法として鍼治療をお勧めしました。今回は、実際にどのような体調になったら来院すれば良いのかについてお話しします。
通常、「肩凝りが辛い」、「腰が痛い」などと感じると、ほとんどの方がまず整形外科を受診されます。
そして、レントゲンを撮るなどした後、痛い所を暖めたり、辛い部分に電気を当てたり、痛み止めの注射を打つといったような治療を受けます。
このような治療で症状が改善されるのであれば、特別に鍼治療やマッサージを受けなくても良いかもしれません。
問題は、このような治療でも症状が良くならない場合です。
実際にそのようなことがよくあるのです。
そんな時こそ、是非鍼治療あるいはマッサージをお試しいただきたいのです。
辛い症状をほおっておくと、体というのは不思議なもので、いつしかその痛みが「有って当たり前」というような、1種の麻痺に似た感覚へと変わってしまいます。
これは、あまり良い状態ではありません。
「痛いけど治療に行く時間もないし...」と、そのままにして置いても、症状はなかなか改善されません。
そして、ついに寝られないほどの辛さにまで悪化してしまいがちなのです。
もちろん、限界を感じてから治療に来ていただいても一向に構いません。
しかし、症状が辛い分だけ、楽になるのにもより時間がかかってしまうことをお伝えしたいのです。
是非、そのような状態になる前にご来院ください。
鍼治療を受けに来るタイミングは、病院などでの治療に満足いかないと感じた時です。
快適な毎日を過ごすためにも、治療を受け、自分の体を労ってあげることがとても大切です。